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とことん調べる「ギア小委員会」

ギア記事の掲載が非常に少ないALBAの「ギア小委員会」連載で、長尺ドライバーのテストを行っていました。
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45.5インチを普通に持って打つのと、46.5インチを短く持って打つのはどちらが良いのか?ヒューマンによる試打を「スカイトラック」で計測するという内容になっています。
うがった見方をしてしまえば、そもそも試打クラブに使われたマルマン『マジェスティ ロイヤルブラック」のスペックの違いが明記されていませんし、たまたま試打を行った人間との相性などツッコミ所はあります。

しかし、このような検証は結論以上に「やってみる」事が同じくらい重要。米ギアサイト「My Golf Spy」でも、試打テストはヒューマンによるものが多くいわゆるネタも地味なものも沢山あります。この検証では、「短く持ってもクラブが長い方が良い」との結果になっています。
結論自体は、良い悪いより「自分はどちらが良いのか?」という一石を投じたものとして意味があった記事だったと思います。おそらく「大体想像がつく結果」ですが、初心者からベテランまでの幅広いゴルファーに情報を発信する姿勢を取っているという点では評価されるべきだと思います。

もう一つ。「クラブフィッティング」に関して、重要な事をこの「ギア小委員会」の記事は教えてくれました。
ゴルファーに最適なクラブ長さを提案する場合、どんな長さのクラブもグリップの同じ位置を持つとは限りません。構えた時の安心感や振り切れるイメージを出すため、無意識にクラブを長く持ったり短く持ったりする事もゴルファーの試打を通して観察し想定した上での提案は、フィッターとして必要なスキルの一つでしょう。
ギア自体が持つスペックや性格を知る事は重要ですが、同等に「どんなゴルファーが使うとどうなるのか?」がフィッティングのゴール。今回の長尺ドライバーのテストも、必ずしもグリップエンド目一杯に持って打つのが飛ぶわけではないという事実が証明されたと思います。
もしPCM編集部が同じテストを行うなら、試打する人間のエースドライバーのクラブスペックとスイングの傾向を確認すると思いますが限られた掲載スペースでは難しかったかもしれません。

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 ゴルフコーチ・クラフトマン・フィッターとして、数々のゴルフメディアに登場。 数多くのツアー選手をスランプから復活・優勝させた伝説のコーチ・後藤修氏の一番弟子。スイング論はもとより、クラブ計測にも深く精通しプロアマ問わずのべ7万人以上のゴルファーにアドバイスを経験。自身でツアークラフトバスを所有する。  「PCM」「ALBA」「週刊パーゴルフ」「GOLF TODAY」などで執筆を行っているゴルフライターの猿場トール氏は従兄弟にあたる。
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