ゴルフ用語辞典|ゴルフペディア

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【ウッドクラブ】/ wood club

【意味】本来はクラブヘッドが木製のクラブのことである。ただし今ではほとんどのクラブが金属製のヘッドになっている。その中でもヘッド後方が丸みを帯びた形でフェース面にラウンドがついている、長距離用のクラブを今でもこう呼んでいる。米国では木製ヘッドのクラブを「ウッドウッド」と呼んでいる。前者が「木製の」、後者が「ウッド型の」という意味で使われているようだ。日本でも「以前のウッドクラブのような形をしたクラブ」という意味で使われていることが多い。最近アイアンクラブでも中空構造のものが増え、ますますウッドとアイアンの区別が不明確になっている。

【変遷】最初期のゴルフクラブはほとんどすべてが木製ヘッドだったといわれる。初期のウッドクラブはしで、ぶな、ひいらぎなどが使われ、1850年代からパーシモンが使われるようになる。この時期、軽いフェザリーボールから硬くて重いガッタパーチャボールへと使用球が変わり、従来の素材による細長い「ロングノーズ」のウッドクラブでは破損しやすかったためといわれる。ヘッドには丈夫なパーシモンやブナ材が、シャフトにはヒッコリーが使われるようになる。ヘッド形状もフェースの厚み、幅がともに増す代わりに長さが短くなり、フェース面が凸面のラウンドを持つ現代的な形状になった。ただし、ソールプレート、フェースインサートまで備えた形状になったのは1930年代からだ。ウッドクラブも米国メーカーが1950年代に多くのパーシモンウッドの名品を生み出すが、1980年代にメタルウッドがヒットし、さらに1990年代にチタンウッドがヒットした結果ヘッド素材の主流は金属になった。

【種類】アイアンクラブが未発達な頃は、多くの種類のウッドクラブが作られていたようだが、番号を振られセットで売られるようになった1930年代には1、2、3、4番の組み合わせで売られるケースが多かった。2番はブラッシー、4番はクリークと呼ばれた。後に2番が外され、5番が入る組み合わせも広まった。また5番以降の7番、9番といったショートウッドも作られた。ただし、木製ヘッドではネックに十分な強度を持たせるにはかなりの太さが必要で、ロフトが多い木製クラブはさらにその前にフェース面が出る。構えにくい形なので、一般的に使われるようにはならなかった。長い距離はウッド、短い距離はイアンという2種類のクラブの組み合わせになった原因のひとつはウッドクラブのフェース位置にあった。